2019年8月12日月曜日

裾花川地獄谷

日程:2019年8月10日-12日、晴れ
ルート:奥裾花-裾花川地獄谷-枝沢
メンバー:2名

出だしは道路を6㎞ほど歩いて、地質を観察。

入渓後は、両岸の滝を楽しむ。


変わった岩もゴロゴロ。

貝の化石はたくさんあった。

見上げると地層。

小清水沢出合を過ぎると、ゴルジュ帯が近くなり、滝がちらほら。

大分、両岸が狭くなってきた。

廊下地形は泳ぐ。

地獄谷出合い。右岸のハーケン2本あり。

出合の上にある2段の滝を高巻きしたあとは、楽しいナメ地帯。

ポッドホール。

あきるほどナメ。

奥の二俣手前の滝。

奥の二俣後の二段滝。

その後は、地獄谷から枝沢に移動して、水量チョロチョロの滝。

こちらの沢も一枚岩の地形があったり、よい感じ。

帰りは往路をもどる。ゴルジュは泳いで、また道路を6㎞歩いて。。

探しものもあって二泊三日での行程だったが、天気にも恵まれて前評判通りの素晴らしい沢だった。アプローチは難点だけど。。

乳川白沢

2019年8月4日、4名
餓鬼岳登山口-白沢-一般登山道合流-餓鬼岳登山口

松本からも近く、登山道が横を通っているので、いつでもエスケープして帰れる。
お手頃な沢だけど、ちょっと物足りないかな。





2019年7月21日日曜日

西岳霊窟探し⑤(西岳仏沢)

日程:2019年7月21日、曇り、一人

ルート:品沢高原7:40-西岳仏沢-1670m岩壁10:15-品沢高原13:00

本院岳・西岳~一夜山にかけてには、かつて戸隠修験の霊場だったが、1500年代頃には廃れてしまったとのこと。人知れず石仏や石祠などが山中に残されていないか、霊場であったであろう窟を探す。

→西岳霊窟群の絵図

冬にP3尾根に行ったときに、対岸のP1尾根の岩壁に洞穴っぽいものが見えた。

霊窟だったらなー、と行って見た。アプローチは西岳の仏沢を詰めていく。谷筋が仏沢。

品沢高原の林道から、沢に降りる道がついており、難なく入渓。

が、いきなり戸隠っぽい難しいU字の土壁が続いて、奥に堤も見える。

行ったん林道に戻り、もっと奥から再入渓。

次のU字の滝も足場も草もなく、登れず。。また奥に堤も見えたので、左岸を高巻いて藪を20分ほど歩いて全部越えて沢に降りた。

序盤だけはこんなきれいな釜もあり。あとは、藪がうるさい薄暗い沢。。

15mくらいのくの字の滝。登れそうだけど、落ちたらやだから巻いた。

大分稜線が見えてきた。

正面の岩峰の基部の岩場が目的地。

左下に洞穴あり。

かなり立派。高さが1.5mくらいで奥行き3m、横が15mくらい。天井が窪んでおり、中に入ると広く感じる。

地面は砂地ではなくて、小石が転がっている。常に天井から水滴が垂れて、微妙に草が生えている。

奥にある青いのはザック。何か人工物はないかーと探すが、何もなし。

奥の壁際。こんな草がちらほら生えている。

中からは景色よし。冬の登山ルートからも外れているし、仏沢を沢登りした人も数人だろうし、何かの痕跡があったらずっと残っていそうな場所だけど、残念ながら何もなし。窟っぽいけど。。

100mくらい下にもえぐれた岩陰あり。一応写真だけ。

沢としては、よっぽどの物好きでないと薦められない感じ。ロックアンドブッシュ20周年では、稜線直下の岩壁のクライミングが主体で4級とのこと。

西岳霊窟群の窟探し⑥ →本院岳の1836m峰基部で窟探しへ

2019年7月13日土曜日

戸隠表山三十三窟②(~7窟/33窟)

 戸隠表山三十三窟とは、戸隠山周辺に分布している岩陰、岩屋、洞穴でかつて修験者が修行したところ。第一番目の本窟(戸隠神社奥社)から三十三番目の大多和窟まであり、石祠などが納められている。
 戸隠神社奥社の本窟と、九頭龍社の龍窟は建物に覆われて窟は見れないが、残りの31の窟は山の中に点在して見れる。(→戸隠表山三十三窟についてはこちら

2019年7月13日(土)雨のち曇り、一人
西岳登山口6:55-岩壁9:10-滝9:45-大多和窟10:10-西岳登山口12:00

週末は雨予報続きで、小雨だけど戸隠へ。鏡池は人おらず。
この日は、百丈滝を見に――。

百丈滝とは、・・・

江戸~明治初期の資料や絵図には出てくるが、今の地図にはない滝。
なんか2つある様子。
①「戸隠の信仰の歴史(1997)」という本の三十三窟の図にて、一番左端の大多和窟の左側に滝が描かれており、百丈滝と書いてある。
②「長野縣町村誌(明治初期)」:戸隠村の滝の項目に百丈滝がでてくる。これと対になる「長野縣町村繪地図鑑(明治10年前後)」の戸隠村の絵図の中にも百丈滝と書かれている。

要は、

大多和窟から見える、横にある滝 → ①の百丈滝、
大多和窟への途中で百丈沢へ行くとある滝 → ②の百丈滝

———と個人的には思う。去年②の百丈滝を見に行ったが、場所的に大多和窟と関係なさそうだったし、別々のものなんでしょう。ありふれたネーミングだし。

不動沢を遡行して、途中で大粒の雨が降り出したりもしたけど、目的の岩壁へ。
岩壁の基部に行くと岩がオーバーハングして、いい感じ。
岩陰が30mくらい続いている。人工物は何もなし。
真ん中のはザック。
岩壁をそのまま右の方へ進むと、戸隠っぽい岩峰がちらほら。
岩壁は滝のところで進めなくなり、谷筋へ懸垂下降。滝つぼもきれいで、大きな滝。

大多和窟

降りた谷から、大多和窟が見える。
枝沢をつめて、大多和窟。
ここから、たどって来た岩壁と滝が見える。戸隠の信仰の歴史に載っていた三十三窟の図の大多和窟の横の百丈滝はこれかな?落差的には、かなりあるように見える。
百丈沢を遡行すると正面に見える大岩壁。ここから百丈沢にある百丈滝は見えない。


2019年5月13日月曜日

「大澤通り」探し④高妻山-乙妻山

ルート:戸隠牧場5:35-高妻山8:55-乙妻山-1700m岩壁11:00高妻山-戸隠牧場18:10

メンバー:1名

裾花川地獄谷の支流で「大澤通り」の痕跡を探しへ。

「大澤通り」は、江戸末期に佛心という修験者が高妻山の山頂に神鏡を奉納し、三十三回の入峯修行をしたという修験者の道。

どこを通っていたのかは、はっきりしていないが、佛心が残した「回峯行場絵図(1862)」では、高妻山の裾を巡って「大日拝礼」で山のような「大日如来」を拝礼して、高妻山の先の「虚空蔵前立」へ抜けるような道となっている。

→千丈滝・大澤通りについて

「虚空蔵前立」が今のどこなのか分からないので――、

①乙妻山の西側2044mピーク

②今の乙妻山(虚空蔵の石祠あり)

を「虚空蔵前立」と予想して、周辺の岩場に窟や拝礼岩のような大岩、山が「大日如来」に見えないかを探りに行った。今回は、乙妻山の西側2044mピークの緑円の周辺を散策。

まずは高妻山を登る。

乙妻山の西側2044mピークから続く尾根上の1911mピーク直下にある白岩をめざす。この白岩が「大日如来」だといいな。

途中に大岩があって、穴もあったけど自然な岩穴で何もなし。

2044mに突き上げる沢。左手は岩壁で上部に滝が見えた。

この沢は雪の通り道のようで、雪が滑って植物を削っていくのか、焼け野原のように何も生えていない。こんなところには何もなさそう。

目的の1700mの岩壁。雪で埋まっててよく分からない。右には滝。

右の滝。雪の下にも続いていて15m以上はありそう。

周辺に岩場が続いているが、人が掘ったような跡はなし。

白岩。ここから見るといまいちな感じ。

少し斜め上からみた白岩。どう見ても「大日如来」には見えてこない。窟もないし、拝礼岩のようなものも分からない。

仕方ないので戻る。また乙妻山、高妻山まで登り返す。せっかくなので、高妻山山頂の傍らにある青銅鏡をよく見てきた。

この青銅鏡は・・・、

文久2年(1862)に修験者 佛心らが奉納したもので、高さは2m以上、重さ40㎏以上あるとのこと。佛心の他、支援者であろう人々の名前と村の名前、鋳物師名や執筆者名なども刻まれていて、すごくお金もかかってそう。

手前にある石祠は延享二年(1745)、手洗鉢は寛永八年(1631)とのこと。手前の割れた手洗鉢はすごく古い。。

乙妻山は遠いし、何も見当たらないし。。