日程:2018年11月3日(土)晴れ、一人
ルート:戸隠牧場6:25-一不動-裾花川本谷8:15-滝9:15-S3沢右俣9:25-大滝9:50-窟11:00-一不動13:40-戸隠牧場14:40
合計距離:10.93km、累積標高:1235m
ルート:戸隠牧場6:25-一不動-裾花川本谷8:15-滝9:15-S3沢右俣9:25-大滝9:50-窟11:00-一不動13:40-戸隠牧場14:40
合計距離:10.93km、累積標高:1235m
戸隠村の絵図にあった「千丈滝」と修験者の道である「大澤通り」を探しに裾花川の枝沢へ。
「大澤通り」は、明治初期の戸隠村の地図に描かれている、一不動から裾花川へ下り、谷、山を越えて乙妻山の先へと続く修験者の道。どこを通っていたのかは、はっきりしていないが、回峯行場絵図(1862年)には高妻山の裾を巡るように岩や滝の名前なんかが描かれていてる。絵図序盤に「千丈大滝」という滝が出てくる。→千丈滝・大澤通りについて
今回は一不動から裾花川へ下降し、回峯行場絵図にある「クロ瀧」「白沢御岩穴」、「千丈大滝」、「千丈岩」、「剱岩山」と呼んでもよさそうな地形、岩がないか探してみた。ルートはこんな感じで、紫円が目的地。
まず、一不動避難小屋まで登り、裾花川へと下り、河原へ下り立つ。
出合いにある黒い滝。回峯行場絵図にある「黒滝」かな?
裾花川本谷。草木も枯れて、落ち葉沢山。
様相がよさげなところも多く、さすが裾花川。1時間ほど裾花川本谷を下降して行くと、7mほどの滝が出てきた。垂直で下るのが難しそうだったので、進行方向右側の尾根に取りついて、尾根を越えて目的の枝沢に行く。
40m大滝
枝沢に入って少し登ると、40mはありそうな滝があった。水量はちょろちょろだけど、目的の千丈大滝だったらいいな。この滝は、「戸隠 総合学術調査報告(1971)」に出ている「この辺では最も落差の大きい滝の一つ」と思われる。左のU字谷は白岩のスラブになっている。
窟らしきもの
少し下ると、谷がいくつかある。この谷の右の高台に窟っぽいものあり。右下のところは土が平らになっていたが「白沢御岩穴」かどうか。ここは高台なので、戸隠山が裏から見渡せた。
窟っぽい岩場の上に巨木もあったが、中はかなり空洞化していた。
適当な時間なので戻る。散策した右俣と左俣の合流点手前の高台。巨木が多く、正面には岩峰が見えていい感じの場所。この岩峰が「千丈岩」、「剱岩山」なのか?周辺を探したが、特に何もなかった。たまたま向かいの尾根に熊がいた。
あとは裾花川本谷を遡行して、一不動へ登り返して、戸隠牧場へと下る。
また、続きを散策したい。