2022年6月19日日曜日

西岳の霊窟群探し⑩(西岳元穴)

長野市の鬼無里(きなさ)の西岳の山奥に洞穴があるらしい。

謎の洞穴というわけではなくて、鬼無里にある三嶋神社の発祥の地で、西岳の洞穴・元穴(もとあな)(地元では穴小屋(あなごや))と呼んでいるらしい。「むしくら」虫倉山系総合調査研究報告(1994)の信仰的講集団と石造物(P516)に記載されている。
位置の地図はあるが、林道西岳線を戸隠から一夜山方面に進んで、地形図の1238mピークの西側辺りらしく、ちょっとふわっとした情報のみ。

また、元穴は岩壁の根本に口を開けており、間口は4~5m、高さは4m、奥行きは2m、岩壁の頂上には向き合う2つの峰があり、その姿をヂイサン、バアサンと呼ぶとのこと。

4月頃に行けば、雪は解けて藪は雪の重みで倒れたままなので、元穴を確認しやすいかなと思って行ってみた。林道西岳線を品沢高原から入り、途中で西岳の岩壁に上がり、基部沿いに洞穴がないか、確認しながら一夜山方面へ進んでいった。
位置情報の通り、地形図の1238mピークの西側に洞穴と呼べるものがあった。間口も記載の通りな気がする。一つだけ引っかかるのは岩が重なりあって洞穴に見えるだけで、雨が降ったら洞穴内部も雨水の通り道になりそうなところ。この場所に案内板や何かの名残などはないけど、周囲にほかに洞穴と呼べるものはなさそうだった。
少し下りて林道からみると、稜線に向き合う2つの峰らしきものもあった。
場所はこの辺り。誰か来ることあるのかな。。