2020年7月27日月曜日

戸隠表山三十三窟⑤(18~23窟/33窟)

戸隠山の山中に岩陰、洞穴のような窟が三十三あり、かつて修験者が回峰修行をしていた。

そもそも戸隠神社奥社と九頭龍社は窟で、社は窟を覆うように建てられており、これらも三十三のうちのそれぞれ1つ。登山道沿いには、五十間長屋、百間長屋、西窟、愛染窟、虚空蔵窟の5つの窟と少し登山道を外れたところに象窟がある。

その他の窟は、藪に埋もれていたり、岩場にあったりで場所も厳しいため、久しく人が訪れていない窟もある。(→戸隠表山三十三窟についてはこちら

ルート:戸隠自然園11:30-戸隠神社奥社12:00-五十間長屋12:30-自然園15:00
メンバー:1名

7月の4連休は雨続き。2日間はジムに行って、もう指痛い。なので、日曜日は朝の雨の降り方を見つつ、近くの戸隠山へ。朝からすでに雨降ってるし、山頂まではいかず、登山道沿いの窟を見る程度で。

戸隠神社奥社の参道は、雨模様でも観光客たくさん。

奥社の脇から登山道へ。降ったりやんだりだから、誰もいない。

毘沙門窟

登山道を30分ほど登り、岩壁に出るとあるのが五十間長屋(毘沙門窟)。右に岩壁基部がえぐれて続いている。塔身がない石祠が1基。

五十間長屋のテラスの下にも窟っぽいものがあり、意外に奥行きもあり、立派だった。

虚空蔵窟

そのまま登山道沿いに進み、少し天井の低い虚空蔵窟の前を通過。

長岩窟

ちょっと行くと百間長屋(長岩窟)。

将軍地蔵と刻まれた石祠1基、地蔵菩薩2体、石祠1基。 戸隠神社の御神酒も供えられていた。

西窟

小さな沢を横切って、少し登ると西窟。 上の窟、中の窟は雨だし、やめて、下の窟のみ見学。 野池一派の明治八年の石祠が1基。

愛染窟

その先にあるのが、愛染窟。鎖場の横とのことでこの辺りかな。 雨水の通り道のため、奥には行かず、よく分からなかった。

象窟

五十間長屋に戻って、少し藪漕ぎして岩壁を回り込むと象窟。 台石があるのみ。

その後、三層窟へ行こうとしたが、藪を進むと谷筋に行きあたる。懸垂して進んでもいいけど、雨足が強くなり、岩場も藪も滑るし、やめる。

これで窟が秘所のため見られない戸隠神社奥社、九頭龍社の2窟を除くと、戸隠表山三十三窟のうち23/31窟を巡ったことになった。