2018年1月7日日曜日

西岳P1尾根(偵察)

日程:2018年1月7日(日)晴れ、一人
ルート:戸隠神社(1:15)西岳登山口(2:15)天狗原(0:30)二俣(1:10)西岳登山口(0:45)戸隠神社

年末のトレースを狙って、あわよくば西岳P1尾根をーと思ったが、年明けにも雪が降ったようで、トレースはなく序盤からワカン。鏡池から300mほどの西岳登山口は雪がこんもりで、雪重い。
登山口から二俣へ150m下って、また100m登り返すと天狗原。どんより天気だったが、西岳が見渡せた。

P1尾根。

本院岳ダイレクト尾根のジャンダルム辺り。

一夜山と鹿島槍の北壁。

天狗原まで結構時間かかるのねーという感じ。ラッセルもあるし、晴れの日に一人でささっと登るっていう訳にはいかないか。。

2018年1月3日水曜日

明神岳南西尾根

◇日程:2017年12月29日-31日
◇メンバー:山岳会3名
◇コースタイム:
 29日:釜トンネル9:30—岳沢登山口-7番標識-南西尾根2100m(泊)
 30日:出発4:30-4、5コル8:15-2峰9:55-1峰10:25-2峰11:10-4、5コル12:15-14:25着
 31日:出発7:20-釜トンネル10:35





年末は明神岳へ。穂高連峰の一角だが、あんまり目指されていない明神岳。でも釜トンネルが掘られる以前に上高地へ行くとなると、島々から徳本峠を経て入山し、玄関口の明神を目指す訳で、その道中または明神で正面にドカンと見えてくるのは、もちろん明神岳5峰と2263峰になる。

江戸、明治初期の地図は、焼岳、槍ヶ岳、霞沢岳、蝶ヶ岳は名前があるが、穂高連峰を漠然と穂高嶽と表記し、どちらかというと今の穂高岳より明神岳のことを指していた様子。

また穂高神社奥宮も明神岳の麓にあり、明神岳を中心に穂高連峰全体が信仰の対象だったんだろう。明治の測量と山案内人の上條嘉門次の辺から、きちんと奥穂高岳、前穂高岳、明神岳と整理されたんだろうけど、松本市内の山でもあるし、よく知っておきたい山でもある。

年末に明神岳1峰(2931m)を目指すとなると、奥穂高岳から吊尾根経由、前穂北尾根、明神岳東稜からの下降路か、一番平易な岳沢7番標識からの南西尾根が選択肢になるが、もちろん我々は南西尾根の一択になっちゃう。


29日。まずは、新島々から満席のバスで釜トンネルまで1700円なり。トンネル入り口で遭対協の方より南西尾根は何名か入ったが、雪多いとの情報を頂く。風強く、雪がちらつく中、岳沢の登山口から7番標識を目指すが、やはり雪多し、先行Pは序盤からワカン仕様。

南西尾根からかなり急斜面で、テンション低めで、14時過ぎには促されるように行動終了。土台作りがあまく凸凹で、強風も相まって結果眠れない夜となった。

 30日。樹林帯で天気がよくわからないが、4時半過ぎにはアタック開始。ラッセル、リッジ通過後もラッセルで進まないが、7時過ぎに5峰台地に到着。かなり天気が良い感じ。

とにかく先へ、5峰は巻け巻け、4、5コルへ。4峰、3峰、2峰も岳沢側から巻きぎみ。

2峰は50mロープを20m懸垂、10mトラバース、15m懸垂繋げてFIXして、登り返しにもそのまま使用。

10:30頃明神岳1峰到着。2峰方面。

前穂高岳から吊尾根、奥穂高岳へと続く稜線。風強そう。

写真撮ってすぐ帰る。まずは2峰登り返し。1番目、2番目はプルージックで、最後はビレイで引き上げる。前の週に中山尾根で練習したので、手際もスムーズ。重荷ではないのでⅣ-くらいに感じた。

後は早く安全圏目指して、がつがつ下山。結局、帰りも5峰は巻いてしまった。本当は5峰に立って、明神、徳本峠、島々、松本市方面を見たかったけどねー。。